『片仮名の名前』

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<道なりのピンクの椿>


今日の話は、
広島県では県北の山県郡の72歳の主婦の方の話です。
良かったらご覧ください。

『片仮名の名前』
 タキヱさん、タキちゃん、タキさん、タキ姉さん…。
いろんな呼び名をされて大きくなった。
今も「ちゃん」付けで呼んでくれる方もいらっしゃる。
少し恥ずかしいが、正直うれしい。
 いつから自分で名前を書き始めたのだろう。
やはり小学校に上がってからか。
始めは平仮名、そのうち漢字で書くようになった。
ただ、私は片仮名の名前が好きになれなかった。
友人の多くは漢字、
しかも女の子らしく「子」が付いていた。
独り、人と違うようで寂しかった。
 2番目の姉は、
漢字の名前をつけてもらっていたらしい。
「喜佐枝」である。
まだ幼い時に病気で亡くなったと聞いている。
他の姉は2人は私と同じ片仮名の名前である。
 「おまえの名前は、
叔母夫婦が一生懸命考えて付けてくださった。
叔母たちの思いを大切にせんといけん。」
 小学校2,3年生の頃、母からそう教えられた。
心のどこかで何でもないように、
付けられた名前ではないかと考えていたので、
衝撃を受けた。
「片仮名だから嫌だ。
『子』がないから好きになれない」
と思った自分が恥ずかしかった。
 叔母夫婦は子どもに恵まれなかった。
思いを込めて付けてくださったのは容易に想像がつく。
「投稿」でいろいろな人の人生の一こまや名前を見る。
私は自らの人生を重ねる。

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