『100歳』

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<この時季にも咲いた2輪のピンクの芝桜>


今日の話は、
広島市佐伯区の72歳の主婦の方の話です。
良かったらご覧ください。

『百歳』
 「お母さん」と呼んでドアを開ける。
ベッドで横になっていた義母が柵を持ち、
ゆっくりと体を起こす。
「来てくれたん」と笑顔いっぱいになった。
 義母は1920(大正9)年1月3日生まれ。
100歳を迎えた。
福祉施設の職員さんに温かく支えられ、
6年もお世話になってきた。
大正、昭和、平成、令和と四つの時代を生き抜いて、
今が一番幸せだという。
「後は、迎えが来たら仏様のそばへ行くだけよ。
でもなかなか迎えにきてくれちゃあないんよ。」
 2人でベッドに座り、足を垂らす。
上下したり、開閉したりとリハビリしている。
義母の背中に手を添えると、ゴツゴツの骨が、
生きてきた今までの喜怒哀楽を私に伝える。
足はラップの芯ぐらいに細くなった。
「よく歩いた脚よね。」とさすると、
「そうそう走るのも速かったけえねえ。」
車のない時代には、
嫁ぎ先の島根県邑南町から、
実家の広島市まで歩いたそうだ。
 義母の抜群に器用な手先は切り絵で鍛えたそうだ。
部屋には作品が幾つも飾ってある。
お母さん。
たくさん教えてくれてありがとう。
心の支えになってくれてありがとう。
めでたしめでたし。
100歳バンザーイ。 

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